2017年 あけましておめでとうございます

あけましておめでとうございます。

皆様にとってより良き一年となりますように。

Droplet Project

畠山卓朗先生のこと

2016年12月29日。
今日がこんなに悲しい日になるとは思いもしなかった。
畠山卓朗先生が亡くなられたとの知らせが、facebook経由で入った。
嘘であってほしいという気持ちと同時に、全く実感が湧かず、何をしたら良いのかもわからない茫漠とした気持ち。
もちろん自分には何もできることなどなく、今はただ、この不安定な気持ちから逃れるために、よりにもよってブログ記事などを書こうとしている。
もしかしたら、書き終わったらすぐに破棄するかもしれない。
混乱しているだけなので、数日後には消去するかもしれない。
でも、今日、先生がこの世界から旅立たれた日に、何かやっておかないといけないような気持ちで書いている。

自分が畠山先生にお会いしたのは、20年前。
最初のATACが香川県で行われた時。
発表のために恩師と共に参加し、その懇親会場で、初めてお会いした。
恩師も畠山先生にお会いするのは初めてだった。
お互いにAAC研究者、実践者として会いたいと思っていたそうで、
畠山先生は
「K先生、お会いしたかったです。」
と優しい口調(そう、ずっと変わらないあの口調だ)で話しかけ、
その後ぎゅっと、恩師の手を両手で握りしめた。

その素直な握手がとても印象的で、美しい仕草に思えた。
恩師が自分を紹介すると、畠山先生は同じようにぎゅっと握ってくださった。

人生で一番思い出深い握手は、あの夜の畠山先生の握手だ。
あれ以来、自分も先生のような握手を、と思うことはあるが、だいたい訝しがられるのが落ちだ。

その後まもなく、先生の研究室で、持参したNewton Message Padを間に挟んで、ドナルド・ノーマンの思想や支援機器のUIデザインについてお話をする機会を得た。
短い時間ではあったが、コンピュータベースのVOCAを携帯端末に移植しようとしていた自分には、驚くほど刺激的な時間だった。

多くの人がそうであるように、畠山先生の講演は何度も聴き、その度に新しい発見があった。
そこからどれだけのことを学ばせていただいたかわからない。
しかも、それに加えて人生の節目節目で、先生に優しい言葉や基本に立ち返る言葉をかけていただいたことは、自分の幸運だろう。

大学や企業との共同研究を辞め、徒手空拳でDroplet Projectを始めた。
ATACではポスター発表からの出直し。
その時にはドロップスのデザインを褒めてくださり「また活動してくれて嬉しい」という言葉をかけていただいた。
涙が出た。

初めてDropTalkをお見せした時に
「すごい。ついにここまできましたね」
と言っていただいた時には、何年もの苦労や屈託が吹き飛ぶ思いがした。

先生ご自身は、iPhoneのような物理的フィードバックのない機器を障害者向けのプラットホームに選択することは、正直お好きではなかったと思う。
事実、そういう言葉もいただいた。
実は自分もそれは同じで、iPhone・iPad上で動くDropTalkがVOCAのあるべき姿だとは思っていない。
「いずれこれ以上の物を作ります」
とお答えしたが、その約束は果たせぬままお別れすることになった。

先生の思い出をゆっくり噛み締めたい人が、何かの拍子にこの文章を目にしたら、あまりに拙速な自分語りを不愉快に思われるかもしれない。
それは申し訳ないと思う。
だが、あなたと同じように、畠山先生の姿に学び、励まされた者が、それを忘れずやり続けることで、支援技術の次の扉が開くはずだ。
旅立たれた先生もきっとそれを望んでいるだろう。
だから自分はここまでやり続けられた。まだやり続ける。
畠山先生、ありがとう。

8月4日 日本肢体不自由教育研究大会(2016年夏のレポ#6)

すでに誰からも続きを期待されていない、
「夏」のレポ…。
すみません。今年も残り3日なのに…。

というわけで誰も覚えていないでしょうけど、8月4日には日本肢体不自由教育研究大会で発表をさせていただいたわけですよ。
しかも小野里先生と一緒にですよ。

まあ、幸い終了後の質問では、お子さんの成長や変化が良く分かったというような感想も一緒にいただき、ひとまずは役目は果たしたかな、と。
そして東京を離れ、一旦長野に戻り、翌日から代表は九州への長い旅にでるのであったー。

日本肢体不自由教育研究大会の関係者の先生方、本当にお世話になりました!

Merry Christmas

信州カンファレポも終わらず、ATACレポもできないままですが。

Merry Christmas

Droplet Project

ATAC2016 京都!

夏のレポも終わってないのに…。
信州カンファレポもまだ入り口なのに…。

昨年は大幅な改革が行われたせいか、告知開始が10月1日だったATAC。
今年はそのフォーマットに準じたためか、もうプログラムの公開と参加申込が始まりました。

代表は今年も講師をさせていただくことになりました。
日曜日の午後
「知的障害や自閉症の人とのシンボルコミュニケーション」
というテーマです。

ATACでは何度もやらせていただいているテーマですので、今年は自分なりに大胆なネタを仕込んで伺う所存です。

なお、前日土曜日には
「ATAC講師による相談会」
というものがございまして。
これについてはまだ詳細は出てないんだけど、去年もに続いてこれも来るかな…。

こんな強力な講座に挟まれて、すごい孤立感。

こんな強力な講座に挟まれて、すごい孤立感。

7月31日 ブリキッ テクノロジースペシャリスト養成講座(2016年夏のレポ#2)

そして、種の次の日はこちら
「ICTを活用した教育を行うテクノロジースペシャリスト養成講座」の講師をさせていただきました。
三講座あって、それぞれ

A: 読み、書き等の学習障害のある生徒の支援
井上賞子(島根県松江市立意東小学校)、平林ルミ(東京大学先端科学技術研究センター)

B: 重度重複障害・肢体不自由のある生徒のコミュニケーション支援
谷口公彦(香川県立高松養護学校)、佐野将大(香川県立高松養護学校)

C: 自閉症や知的障害のある生徒とのコミュニケーション支援
青木高光(長野県立稲荷山養護学校)、近藤創(香川県立高松養護学校)

という、自分はともかく結構な豪華な講師陣。
10:00から17:00までの長丁場。参加された先生方、ありがとうございました。

同じ講座をもたせていただいた近藤先生の講義風景。人柄の良さが伝わって来るわかりやすい語り口。基本毒舌の代表とは大違い。

同じ講座をもたせていただいた近藤先生の講義風景。人柄の良さが伝わって来るわかりやすい語り口。基本毒舌の代表とは大違い。

お気に入りキーボードがお気に入り

PCのキーは、知的障害、肢体不自由の子にはとっては打ちにくいことが多いですね。
かな表記だけのキーボードや、五十音配列のキーボードは、なかなか手に入らなかったり、ディスコンになっていることも多いです。

キー配列が自由に変えられて、キーのサイズも変えられて、一つのキーの文字列を割り当てられて…そんなキーボードないかねえ。

ありましたよここに!その名も「お気に入りキーボード」

まずは、しましま先生のご用命に答え、助詞学習用キーセットを作成。
大好評。
勢いにのって、更にキーが多い「プログラマブルキーボード」を入手して、五十音かな配列キーボードを作成。
大好評。
PCのキーボードやiPadのキーボードをそれなりに使っていた子も、ほとんどの子が
「こっちの方が使いやすい!」
と大絶賛。

代表は本日「日本肢体不自由教育研究会大会」で「障害の重い子どものコミュニケーション指導」という枠を担当させてもらったんですが、そこで初めてこの製品の実践活用例紹介。
フロアの方々にも好評だったので、ここでも紹介する次第。
信州カンファでも展示しますよ。

さて、肝心のこの製品を作っている企業。
その名も「長野テクトロン」
なんと長野県の会社だよ!ブラボー。
いやあ、こんな素晴らしい会社があるなんて。
探し続けた甲斐があったね。ようやく見つけたよ。
稲荷山養護学校から、徒歩10分の場所で。いや、マジで

こちらが30キー版。単語を組み合わせて文章が作成できるようにカスタマイズ。

こちらが30キー版。単語を組み合わせて文章が作成できるようにカスタマイズ。


こちらが96キー版。ひらがな入力専用にカスタマイズ。

こちらが96キー版。ひらがな入力専用にカスタマイズ。

ドロップスが第10回キッズデザイン賞を受賞しました

本日、7月8日に発表になりました。
ドロップスが第10回キッズデザイン賞を受賞しました。

内閣府認証NPO キッズデザイン協議会が主催するこの賞は、これまでにも数々の素晴らしい製品が受賞してきました。
今回ドロップスが受賞できたのは、これまで応援してくださったみなさん、活用を広げてくださったみなさんのおかげです。
本当にありがとうございました。

正式な発表は後日させていただくとして、ひとまずご報告でした。
名称未設定

アイカツ2016(第1回)レポ

160611

素敵な場所でしょう?

皆様、本当にご無沙汰しておりました、タケウチです。

ブログ更新も代表にまかせっきりになってしまって久しいですが、タケウチも生きてましたよ。たまにはドロプロの仕事もしなくては、ということでアイカツレポです。

6月11日の土曜日、今年度のアイカツ第1回が開催されました。テーマは「iPadを学校で使おう」。

はじめに就学奨励費で購入する時の注意点を説明し、学習に活用できる基本的なiPadの機能や、学習の際に便利なアプリのいくつかを、実際にiPadを触って体験してもらいました。ドロプロ投入のデモ機もiPad Air2が10台と増え、お一人1台使用という贅沢な状況!

iPadのカメラは昔より随分進化していますね。カメラアプリは様々な学習で活用できるiPadの基本的な機能の一つです。写真を撮ることは子どもたちも大好きなので、iPadに慣れる導入としてもいいと思います。今回もカメラアプリの体験をしてもらいましたが、皆さん一様に楽しそうで、その雰囲気のままお子さんとiPadを使ってもらえたらいいな、と思いました。

長く続けてきたこの会もなんと5年目。変わらずにドロプロを支援してくださる、いとぐるまの会の皆様に感謝です。(いとぐるまの会ブログのレポもどうぞ)

今回から会場が変更になり、長野市のコワーキングスペース「FABB」をお借りしています。キレイな内装で、椅子や机もシンプルでお洒落。机のある場所から少し離れたところにキッズスペースもあり、そこが過敏なお子さんや小さなお子さんには丁度良い感じでした。様々なイベントもあるようなので、お近くの方は尋ねてみてはいかがでしょうか。

第2回は9月10日(遠っ!)に予定されています。テーマは学校から家庭へ移り「iPadを家庭で使おう」です。ちょっと先ですが、ぜひお越しください。

すでにライフワークか。今年もやるよ、アイカツ。

本家から告知も出たので、お知らせ。
日本三大手作りiPad講座の一つであるところの「アイカツ」
今年もやります。

長らくお世話になった会場の「権堂まちづくりセンター」が、昨年閉鎖。
今年の会場は、長野市のおしゃれなコワーキングスペース「FABB」

今年も新たな切り口で、iPadを使ったコミュニケーションについて、話題提供していきたいと思います。
みなさんのおいでをお待ちしております。

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