信州特別支援教育カンファレンス2017 レポ#14
さあ、元気よくいきましょう!やっと2日目です!
2日目は食堂での「教材くらふとわーく」という実技講習と、リブロでのセッションがメイン。他にも教材展示や使える文房具紹介、作業製品紹介等のお部屋がありました。
リブロでの1本目は「DropTalk 驚異の新機能 ーやりすぎ VOCA アプリー」。代表が新しくなったDropTalkの機能紹介をしました。

前日に言ったとき代表は「?」でしたが、リブロはスライドをくっきり見せるためにステージの照明を消すと、発表者の顔が見えなくなるんですよ。そうすると会場の方から顔が見えなくて、会場とのコミュニケーションを取るときに反応が悪くなるということが絶対にある、と毎回見ている私は思っているのですが…なかなか理解していただけないようでして。いや、写真撮るにも困るんですよ、これは…(以下省略)
いろいろできるようになって、VOCA以外にも使える機能がたくさんになったDropTalk。こんなこともできるといい、あんなこともできるといい、という要望がたくさん詰まったアプリになりました。ちょっと工夫すれば、様々な使い方ができます。要は使い方次第。
ただ、単機能のアプリではなくなったため、VOCAとしてだけ使いたい人にはちょっと不自由な面もあるかもしれません。
盛りだくさんになったがための使いやすさ、使いにくさ、たくさんのご意見があると思います。
もちろん、発案している私たちにもたくさんの意見がありました。いや、あります。
色々あるのですが、ともかく。
DropTalkは特別支援教育で役立つアプリであることは間違いないと思っています。特別支援業界で多くの方に受け入れられているコミュニケーションシンボルDropsとともに、DropTalkがたくさんの特別支援教育の現場で使われますように。一人でも多くの子ども達の役にたちますように。
信州特別支援教育カンファレンス2017 レポ#8
午後はリブロホールで代表が3コマ続けて講義。「黒い三連星並みの三連発」と、誰が言ったか知らないし、私には何のことやらさっぱりだけど、とにかく30分刻みで「AT(支援技術)導入の基本と応用」として1〜3のシリーズ構成。
副題は順番に「肢体不自由児の学習サポート」、「自閉症・知的障害児とのコミュニケーション」、「重度重複障害児のアセスメントツールの活用」と、全部聞けば特別支援学校でのAT導入やらコミュニケーションやらのイロハがわかる仕組みになっています。素晴らしいね!
代表の偉いところは、色々な所で発表したスライドを、ちょっとずつマイナーチェンジしながらよりわかりやすくし、そして統一したデザインでスマートに見せる事に徹底しているところでしょうか。
今回は、賢龍先生が言った「ぱっとやれ」という言葉を紹介したのが印象に残りました。
アームサポート「MOMO」や視線入力装置など、実際に体験できる物も用意し、会場の方にも試していただきました。実物を見られる機会はそれほど多くないため、貴重ですね。体験のみの時間を確保してもいいくらいだなあと感じました。(斡旋業者じゃないけどねー)
今日から2017年ということで
どうでしょう?
ダメ?
さすがに5ヶ月も放置したのは初めてな気がします、代表です。
諸々言い訳はありますが、このままではまずいので、心機一転ブログ再開します。
本当はちゃんとレポを再開したいんだけど、さすがに去年の夏のレポの続きは…。
でも、1枚だけ、長崎で中邑賢龍先生と一緒にやらせていただいた研修の写真。
と、打ち上げの写真。みなさん本当に親切で暖かい人ばかりで、
なんか申し訳ないくらいに歓待していただきました。
ああ、もう一度行きたい…。
DropTalk 3 正式リリース
ついにこの日が来ました。
新しい、本当に新しいDropTalkの登場です。
リンク先をお読みいただければわかる通り、今回は「DropTalk」のみ先行リリースですが、追ってHDもFreeもアップデートされます。
今後はなんと、Android版とWindows版が控えています。
そういう意味では、
以前、パブリックベータ開始時に
「ある意味開発と活用拡大の中心はHMDTさんに移行したと思っていただいて良いかと思います」
と書いた通り、Droplet Projectという小さな組織から、羽ばたいていった感があります。
7年目にしての大飛躍。
みなさんどうぞアップデータとダウンロードをよろしく。
夏には多くの研修会講師仕事が控えている代表も、できる限り伝道に努めたいと思っています。
追記:7月19日
本日DropTalk HDとDropTalk Freeもそれぞれ最新ヴァージョンとなりました。
3種類のDropTalkのどれを購入すれば良いかは
HMDTさんのこちらのページをご一読ください。
DropTalk 3 パブリックベータ開始
3…2ってあったか?
と各所で突っ込まれてますが、開発ナンバー的にはDropTalk HDが2だったわけですよ。
Windows7にも、そもそも6とか5ってあったのか?ってのと同じ…同じなんですよ!
というわけで、いきなり募集開始されました、DropTalk 3 パブリックベータ。
うーん、このパブリックベータってのが実になんとも、一部の人に受けそうなかっこよさですね。
DropTalkのリリースが2010年5月25日。
約6年で、ついにここまで来た、と感慨もひとしお。
みなさんご存知の通り、DropTalk 3の開発は文部科学省の開発助成を受けています。
助成申請主体はHMDTさんなので、ある意味開発と活用拡大の中心はHMDTさんに移行したと思っていただいて良いかと思います。
この助成をいただくには、いろんな方の後押し、推薦、ご尽力があったことと思います。
選定経緯に関しては非公開なので、もちろんその内実を知るすべもないんですが、
視覚支援や支援ツールの重要性、新規教材の開発の必要性と難しさを知っていて、更にはDroplet Projectのこれまでの地味な活動を評価してくださる方々がいたからこその採択のはずです。
そうでなければ、こんな小さな組織のアプリが助成をもらえるはずがないですよね。
担当の方々のご慧眼に感謝。
というわけで、早速公開翌日から不具合は出てますが、早急に修正されるはずなので、みなさんもパブリックベータへどうぞ!
1月中旬の旅 HMDTにて
沖縄から戻り、翌日は都内で会議。
隠す必要もないんで説明すると、
写真はDropTalkを外部スイッチで動かす機能のテスト。
とりあえずキーボードのスペースキーのみでの、スキャン入力の確認中。
手順表にスキャンいるのか、というツッコミはなしで。
現時点では全機能がスキャン操作できるように動いてます。
2016年1月14日〜16日 沖縄県特別支援学校情報教育研究会 #6
さて、DropTalkユーザーの生徒さんにご対面。
ご本人や保護者の方の許可をいただいているわけではないので、お顔や詳細な情報は出せませんが、
いやあ、感激しました。
iPod touchを車椅子に固定して、保健室に健康観察板を届けるAさん。
保健室の先生方も承知していて、ちゃんと呼びかけに応えてくれて、楽しいコミュニケーション。
先生たちの写真や、話題のネタがたっぷり入ったキャンバスを巧みに操るBさん。
「自己紹介したら?」と担任の先生が声をかけたら、
それまで使っていたキャンバスを終了させて、自己紹介用のキャンバスに自分で切り替え
「僕の名前は〜です」ときちんと教えてくれました。
ATAC2015 冬の京都 その7
そしてもちろん展示時間中ブースは大盛況なのであった!
レポ、結局2015年中に終わりませんでした…。
すでに年明けもイベント目白押しで、毎週お伝えしなくてはならない活動があるのに…。
ATAC2015 冬の京都 その6
ドロップレット・プロジェクトにとって、今年のATAC最大の事件はもちろんこれ。
そうです。
DropTalkの開発会社であるHMDT株式会社さんが、ついに単独企業展示!
これは、セッティングを終えて静かに開会を待つブースの図。
入り口すぐの、すごく良いポジション。
ATAC2015 冬の京都 その4
アネックスに集まり、みんなで視点を共有しあうのがここ数年のATACのスタイル。
というわけで次は
「入試や就労のバリアーを解消する(DO-IT Japanの挑戦)」
近藤 武夫(東京大学先端科学技術研究センター)・小林 春彦(DO-IT Japanスカラー)
のはずなんですが、なんとここで代表は恐怖の「ATAC講師による相談会」へ移動。
曰く
「ATAC講師による相談会を行います。日ごろ悩んでいること,疑問に思っていることなど, ゆっくりと直接相談できる時間です。」
な、なんと恐ろしい…。
その会場に向かうため、すでに大盛り上がりの企業展示、ポスター発表の中を抜けていく。
ああ、長いこと自分ではポスター発表していないけど、僕の心はいつも2007年のポスター発表に帰っていきますよ。
ドロプロたった3人でスタートした、孤立無援、誰にも注目されないポスター発表にね…。