信州特別支援教育カンファレンス2019 おまけレポ
今年3回目のブログ更新です。
先日、信州カンファ実行委員でもある原先生の「しましま日記」をチェックしたら、かなりの頻度で更新されていてビックリ。反省して、今年はもうちょっとドロプロブログも更新できるように頑張りたいと思った次第。
というわけで、信州カンファレポのおまけです。
2日目、代表による「最終講義:障害観とフィクション〜意識や人間性は必要か?〜」。数年前から始まり、一部の聴衆から好評を得ていたSF談義。いつも時間が足りずに最後まで行き着けなかったのですが、最後の信州カンファでようやく最後まで行き着きました!・・・良かった。
内容をざっくりと言いますと、
世界三大SF作家の作品を軸に、様々なSF作品を介してSFがいかに現実社会の「未来の世界観」を変えたか、日本のサブカルチャーにどのように影響を与え、さらに世界にどう影響を与えたのか、SFがどのように障害者や支援機器を描いてきたのか等から、現代における障害観について考察する、って感じでしょうか。
正直、時間の割に情報量が多くて、普段接していないような慣れない情報だったりカタカナが多かったり(笑)で、自分で思考しながら聴いていると話に追いつかないというか、取り残されてしまう。なので、聴き入って終わってしまい、後で振り返って説明しようとしても「えーっと・・・」と言葉にできない。でも、色々と考えたくなる話なんです。
最終回にしてようやく終着点にたどり着き、ホッと一安心。ああ、これも信州カンファが終わっちゃうからこれで聴き納めかー、と思っていたら。
奇特な方が県外でこのお話をしてくれないかとご依頼してくださり、なんと先日実現しました!
佐賀まで行って、畳敷きの和室、アロマランプのラベンダーの香りが漂う暗闇の中、2時間の講演でした。
信州カンファとは違った場だったので、聴衆の雰囲気に合わせてフレンドリーに、さらに丁寧な説明でわかりやすく話していただき、聴衆はより理解が深まった感じ。みなさん色々と思うところがあったようで、「こわーい!」とか「へええ!」とか「面白ーい!」とか言いながらの楽しい時間でした。
そして・・・、なんとこのSF談義が本当に書籍になるみたいですよ!実現するといいなあ!
すんごい久しぶりに
節目の挨拶と信州カンファレポのみになりつつあるドロプロブログ。
ちょっと反省して久しぶりに普通に更新してみます。
冬休みの宿題がいくつかあったのですが、その中の1つ。
信州カンファ懇親会の景品だった「シンボル作成券」をご利用いただき、新しいシンボルを作成しました。
とっても難しいお題で、描く前から「そもそも実物描くのが苦手なのに・・・」と悩み、描きながらさらに「やっぱお引き受けするんじゃなかった・・・」と悩み、描き上がってからも「本当にこれでいいのか・・・?」と悩むという、非常に記憶に残る1つとなりました。
ご活用いただけると嬉しいです。
信州特別支援教育カンファレンス2019レポ#22(最終)
本当は代表のSF話もレポしたいところなんですが、ちょっともったいぶってこれは後にとっておこうと思います。年明けにご期待ください。
というわけで、本当に終わっちゃったんだな信州カンファ。
最後は実行委員全員で登壇しましたが、自分が何をしゃべったかとか、他の実行委員が何をしゃべったのかとか、全く覚えていない。ふわふわした感じでした。
これが終わっちゃうと、毎年の夏のイベントがなくなっちゃって、来年はすごくつまらない夏休みになるんじゃないだろうか。
委員長が引用した「一丸となってバラバラに生きる」は、信州カンファメンバーにはとてもしっくりくる言葉。バラバラに生きていても、自分の方向がこれで良いのか確認したい時があり、信州カンファは私にとってそれを確認する機会だったのかもなあと思います。
終わっちゃった寂しさはいつまでも。でも、また何かあるかもという期待も持ちつつ。信州カンファレポ、これにて終了!
信州特別支援教育カンファレンス2019レポ#21
忘れてはいけない「一夜限りの復活!E-Yo!視覚支援club」。
久しぶりの3人。お子様達も交えての新たな「パプリカ」も良かったですが、懐かしのスライドをたくさん見せていただいて満足。
津軽海峡冬景色のDropsヴァージョンは、ATACでの忘れられない思い出です。それまで描いてこなかったドロ太の後ろ姿を先に公開されてしまい、なんとも不思議な気持ちでした。以降も私は後ろ姿は描いていないことから、どんだけすごいことをしたのかがわかりますね。
懐かしく、楽しい時間でした。
信州特別支援教育カンファレンス2019レポ#20
まずい!今年もやっぱりレポが終わらないままここまで来てしまった!
今年が終わらないうちに残りのレポをアップしますが、みんなもう忘れちゃったよねー。えーと、信州カンファ2日目の途中でしたよね。私があとお伝えできるのは、代表のSF話と、久しぶりの復活だったE-Yo!視覚支援Clubの話か。それから、信州カンファ10年展。
まずは10年展から。こちらは手を抜いて(失礼)写真で振り返っておきましょう。
正直これだけ色々と展示するのは事前の準備と前日準備がかなり大変だったことかと思います。谷部長をはじめとする乙女手芸部の皆様、ありがとうございました。
実行委員長の顔はめパネルは実行委員にも大好評で、準備で忙しい中、一人ずつ顔を出して撮影会。(必死で準備する乙女手芸部からは冷たい目で見られていたことだろう・・・。)
あれ、このパネルって今どこにあるんだっけ?
信州特別支援教育カンファレンス2019レポ#19
ドロプロは「ドロップトーク5」の使い方講習を。
前半は大久保による初級編、後半は代表による上級編でした。
前半と後半でお客さんの数が全然違ってビックリ。上級編はリンク機能を中心とした講習でしたが、いつも思うのは、参加される方達のアイディアの違いが出て面白いなあってこと。この感じを忘れずに、現場で楽しく使ってくれるといいな。
信州特別支援教育カンファレンス2019レポ#18
信州カンファレポ、ようやく二日目に突入!
インフォメーションに前日のネタを入れて笑いを取る本田さん。さすが。乙女手芸部では遠慮して「国家の◯◯」って隠してたのに、完全に書かれているし。
すっかり定着した教材くらふとワーク。食堂の飾り付けは、毎回どうなるのかとワクワクしながらお手伝い。今回は傘と雫。なんてドロプロチック!
それぞれのブースが、それぞれ本当に楽しそうでした。
何かを「作る」ことって、とても楽しいことなんだろうなあ。
雀卓のある研修会場ってここだけかもしれませんね。
本田さんのいない時も、ルールを理解した方々が勝手に面雀をやっていました。そしてなんかすごいメンツ。
信州特別支援教育カンファレンス2019レポ#17
乾杯は、代表が「信州カンファ立ち上げメンバーで」というご指名の粋な計らい。
余興は「朝までそれ正解!」を参加者にもやっていただく、というもの。懇親会直前に記入してもらい、提出されたものをすぐに集計して、余興の時間までにスライドを作って面白く発表するっていうすごい作業。を、本田、矢島が全てやってくれました。「た」で始まるかわいいものは?の一位に輝いたのは、なんと「たかみつ」!うーん、参加されている皆さんもなかなか面白い回答をするなあ。
長年お世話になっている方々ともお話でき、とても良い時間でした。
最後は、これで本当に最後、の万歳で終了。
信州特別支援教育カンファレンス2019レポ#16
1日目の最後は大喜利枠で「激論!朝までそれ正解!」。
元ネタを知っている方がどの程度いたかわからず、面白かったのかどうか謎。
ちょっとしか予習しておらず、自分が出題側の時には「パッと答えを思いつくのが難しそうだなあ」くらいにしか思ってなかったけど、舞台に上がったら本当に浮かばなくて焦りました。
私は、
「み」で始まるドロップスの新しいシンボル
というお題を出しましたが。「みみそうじ」「見守る」「ミサイル」「未満児」という答えが出て、最終的に正解は…何になったんだっけ?「見守る」だったか?私の中の答えが何だったかは、当日会場にいた方達だけの秘密。
面白かったのか、面白くなかったのか、よくわからないけれど時間が来たので終了。1日目は無事に終わりました。
信州特別支援教育カンファレンス2019レポ#15
この日のリブロホールでトリを飾ったのは、杉浦社長の「あきらめの特別支援教育–信州カンファのおすそわけ」。
「あきらめ」という表現で誤解されそうだけれど、内容は一貫して今まで杉浦社長が主張してきた事。もし、表現を不快に思った方がいたのなら、表面的なものに惑わされず、さらに深く考えていただきたい。
例としては浅すぎて適切ではないかもしれませんが…。私は「子どもたちに響くような性教育の授業をしなくちゃいけない」みたいな思いにとらわれてきましたが、自分で良い授業をすることはあきらめました。で、「わたしのおんなの子ノート」を作った訳です。授業は誰かにやってもらえばいい。自分にできる範囲のことで性教育や特別支援教育に関わっていけばいいのだと気づいたら、大変楽になりました。
「あきらめない」「頑張れば夢は叶う」みたいな、一見ポジティブな言葉の裏にある罪深さ。続け続けてやめられなくなっちゃってる24時間テレビの苦しさなんかは、共感できる人も多いのではないでしょうか。でも、「やめてもいい」んですよね。あきらめて、今を肯定して、そこからできることを考える。
信州カンファが終わることも、一つの体現ではないかと感じた次第。なんか違うと思い始めたら「やめてもいいんだよ」と。水のように変化しながらたどり着いた先、いや、先ではなくて変化しているその最中に「あきらめる」もあるのかな。