「視覚シンボルで楽々コミュニケーション 障害者の暮らしに役立つシンボル2 new1000」予約開始!
私たちDroplet Projectが開発した、視覚シンボル「Drops」。
おかげさまでたくさんの方々に使っていただき、全国津々浦々で見られるようになりました。
1000語を収録した「視覚シンボルで楽々コミュニケーション 障害者の暮らしに役立つシンボル1000」という本を出させていただいたのが…ウン年前。
そして…。その後数年かけてちょっとずつ描き貯めた700語と、新たに300語をプラスして「視覚シンボルで楽々コミュニケーション 障害者の暮らしに役立つシンボル2 new1000」という、第2弾の本を出させていただけることとなりました!
わー!すごい!嬉しい!
ここ数年「第2弾は?」「出せたらいいですねー」「出したいと思っています!」というやりとりが続いていましたが、ようやく!(笑)
初期衝動というものが続かないのは世の常。「モチベーションが保てなくなりました」といって引退する人も数知れず。そんな中、なんとか第2弾の出版が現実的になりました。あー、よかった!
12月1日に発売予定ですが、スペース96さんで予約を開始しています!なんと、先着1000名様には「声の大きさ」クリアファイルの特典付き!無料ダウンロードの700語以外にも、今回の本限定の300語や、前作同様各種おまけデータ付きの素敵な構成になっています。これまた前作同様、表紙や裏表紙のデザインにもこだわりました。
ぜひぜひ、ご予約の上お買い上げください!
魔法のプロジェクト〜魔法の言葉〜
代表が頑張ってブログ更新したので、竹内も挽回すべく投稿します。
東京大学先端科学技術研究センターとソフトバンクグループである株式会社エデュアスがおこなっている、障がいを持つ子どものためのモバイル端末活用事例研究「魔法のプロジェクト」。
ここ数年、代表が勤務するイエロー養護は研究協力校として参加しており、代表は長年の功績が認められて「魔法のマスターティーチャー」の称号をいただいております。
というわけで(?)、私もこちらのプロジェクトへのご協力をさせていただいております。
研究協力者という立場ですが、プロジェクトの年度毎のテーマシンボルを描くというのが私の大事なお仕事です。今年度のテーマは「魔法の言葉」。いろいろ悩んで2点描かせていただき、今回はこのデザインを使用していただいております。(こちらの画像は転用禁止です)
テーマシンボルは、主にプロジェクトに参加されている先生方のFacebookバッヂとして使用されています。Facebookでこちらのバッヂが付いている方を見かけたら、魔法のプロジェクトに参加されている方だと思って注目してください。
年間を通して各地でセミナーも開催されますし、毎年1月には報告会もあります。良い取り組みがたくさんありますので、ぜひサイトをチェックしてみてください。
盗んだバイクでAAC(意味不明)
盗んだバイクで走りだすー、ってそりゃいかんだろ!で笑っていた頃が懐かしいくらい、
今はそういう歌詞が本気で非難されたりで、やや息苦しい。
中学部の時に、iPadとトーキングエイド for iPadの導入をお手伝いしたG君。
この春からは高等部生。
廊下を通りかかったら、たどたどしい発音で
「先生〜」
と呼ぶので近づくと、トーキングエイドで色々話しかけてくる。
G君「タバコ吸いたい。タバコは何歳から?」(と、トーキングエイドで)
代表「タバコは20歳。ちなみに選挙は18歳な」などと時事ネタを絡める。
G君「お酒は?お酒のみたいよ」
代表「お酒も20歳から。えらい人たちはみんな20歳で辞めるみたいよ」
などと楽しく会話させてもらいました。
担任の先生が「もー、G君てばこんな話しばかりするんですよー」と嬉しそうに笑いながら教えてくれました。
かつて、AACの大家が
「VOCAで雑談とか悪口とか言うようになったら、その道具は本当に役立っている」
というようなことをおっしゃったことを思い出します。
本当は「雑談や悪口」より過激な言葉だったけど。
バイクは盗んじゃいかんが、大人が眉をひそめるくらいのことができるAACツール。
素晴らしい。
夏のSF

円城塔もそろそろ読まなくちゃいけないか
さてさて、信州カンファレポも一段落して一安心。
というわけで、この夏読んだSF紹介。ジョン・バーリイ「逆行の夏」とロバート・A・ハインライン「夏への扉」。偶然だけど夏の読書らしく、どちらもタイトルに「夏」が!
SFにあんまり明るくない私は、これまで代表に勧められるがままにいくつかのSFを読み、SFって結構面白いのねえと思えるようになりました。(まあ、そうは言っても片っ端から読んでる訳ではありませんし、代表的なものを数点読んだに過ぎません。)
記憶力がイマイチな私は、本を読んでいる間は楽しいのですが、よっぽど好きな作品でない限り、読後もストーリーをきちんと覚えていられません。SFというあまり得意ではない分野や海外作品は、非常に記憶に残りにくいです。なので、実は読むのにちょっと勇気がいります。という訳で、「面白いんですよね?」と代表に念押ししてから購入(なんて失礼な…)。
ジョン・バーリイ傑作選の「逆行の夏」は、何よりもまず表紙がいいですね(笑)。代表が去年の信州カンファSF講座でも触れていた「ブルー・シャンペン」や「残像」といった作品は、障害観を考えるということはもちろんあるのですが、単純に面白かった。情景描写が美しくて官能的。思春期に読みたかったなあ。
ハインラインは「月は無慈悲な夜の女王」が面白かったので、「夏への扉」は安心して読みました。ハインラインが書いた、今はもう過ぎちゃったちょっと先の未来。お掃除ロボから家事ロボット、自動製図機、冷凍睡眠、タイムマシンと、SFだぜ!って感じの小道具・大道具。中盤以降は伏線の回収もわかりやすく、流れも良くてサクサク読めました。タイトルの使い方がいいですね。というか、猫飼いたくなりますね。
そういえば、写真はないけどアイザック・アシモフの「鋼鉄都市」も読んだんだった。夏に買ったわけではないのに、前半なかなか読めなくて、結局夏に読み終わり。SFでミステリ感が強いのは私好み。ロボット嫌いの主人公が徐々にロボットを受け入れ、友情に近い感情を抱く所は、読後も気分良しな感じでした。
というわけで、読書って楽しい。読書の秋、夏に読んだSF紹介でした。
信州カンファの余韻
信州カンファ、終わりました。
こういうのはすぐにレポしないと記憶が遠のいて新鮮さが薄れちゃうんですが、燃え尽き症候群状態でなかなか手が付けられず。徐々にアップしますのでご勘弁を。
信州カンファに来ていただいたイの母さんから、とても素敵な物をいただきました。娘さんが選んでくださった、益子焼きのマグカップです。嬉しい!
数年前にお会いしたときのこと、それからお会いするごとに変わってきたイ娘さんの姿。信州カンファは今回が最後というお話をお聞きし、嬉しさと寂しさと感慨深さと。イの母さんが娘さんのことを話されるときの嬉しそうな様子が、私たちには何よりの喜びです。
イの母さん、イ娘さんが、素敵な毎日を過ごされますように!またお会いできる日にはたくさんお話を聴かせてください。
第1回イラレクラブ
先日の「アイカツ」終了後、「イラレクラブ」なるものがひっそりと開催されました。なんのこっちゃと思うかもしれませんが、「アイカツ」を命名されたciariさんが名付け親であり講師でもある、「Illustratorの使い方を学ぶ会」です。私の「Illustrator使いたくて購入したけど、なんかよくわかんなくてー」という少々困った発言に、ならばと開催してくださいました。
「アイカツ」の会場から近くのカフェへ移動し、ランチ後に本腰を入れてお勉強。私の他にも、いとぐるまの会で興味のあるお母さん方も参加しました。わからないことを質問したり、具体的な操作方法やこのソフトでできることを、実際にパソコン画面を見せていただきながら教えてもらいました。
すごーく昔、PICOTというシンボルをPhotoshopで描きました。その後、Dropsを描くためにFlashを購入。ソフトの使い分けには頭を切り替える必要があり、Flashへの移行は結構苦労しました。使い方がちゃんとわかっていなかったせいもあって、今あらためて見るとDropsの初期のシンボルには少し変な所があったりします(笑)。
本を見ながらコツコツと操作を習得するのはもちろんですが、ざっくりと「このソフトはこんなことができるんだよー」というのがわかると、習得速度が上がる気がします。ソフトの全体像がイメージできると、自分がやりたいことのためにどのようなテクニックが必要なのかがイメージできる・・・とでも言いましょうか。こういうのって、継次処理、同時処理、とかも関係してるのかなあ?
ともかく、数時間の講習で何となくできるような気になった竹内でした。まずは使ってみないとね(笑)。
課題別研修講師

2、3ページ目は顔写真。しかし、使わず。
色々なレポの最中ですが、竹内もご報告。
本校では、職員研修の一環として「課題別研修」というのがあります。テーマごとのグルーブに別れて、1年間を通して研修をおこなうものです。私自身は「教材作り」のグループなんですが、本日は「コミュニケーション、ことばの指導」というグループの講師として呼ばれました。
・・・っつーか、なんで私?呼ぶなら代表でしょ。私にコミュニケーションって。
まあ、Droplet Projectでの活動(シンボルやVOCAアプリなど)があったからお声がかかったのでしょうけど、私にできるのはドロップトークの使い方講座くらい。そんな訳で、前半はコミュニケーションに関してのスライドを代表からちょっと分けていただき、伝達講習。後半はiPadを先生方に触っていただきつつ、ドロップトークの使い方や、アプリ紹介などをしました。
参考になればと、ドロップトークHDに、朝の会の進行用キャンバスを作っていきました。しかしあれですね、夜、アパートで一人、「朝の会を始めます」とか「おはようございます」とか言うのって結構恥ずかしいですね。